緊急 1-3 【力量評価Ⅲ】
【Part 1】
……S09区、グリフォン指揮部。
カリナ「あ、指揮官様!おはようございます!」
カリナ「へへ、私が来るとは思わなかったですね?」
カリナ「ヘリアンさんに急用が出来まして、今日は私が臨時にブリーフィングをすることになりました」
カリナ「え?…私?大丈夫ですよ、問題ありません!」
カリナ「データは本部で用意されましたし、私は記録するだけですから」
カリナ「へへっ!これでも計算機の扱いには慣れてますよ」
カリナ「…ちょっと!以外って何ですか!バカにしてません!?」
カリナ「もう。早く任務を始めましょう、指揮官様!」
【Part 2】
……作戦終了。
カリナ「今回も順調でしたね、指揮官様!」
カリナ「これくらいの成績なら、指揮官様が偉い人たちの目に入るのは時間問題かも!」
カリナ「……え?指揮官様、質問ですか?」
カリナ「グリフォンと鉄血の……衝突について?」
カリナ「んむ……私の知識では多くは言えませんが……」
カリナ「どうして鉄血が一夜にして制御できなくなったのか……ご存知ですか?」
カリナ「噂によると、高等のAIが陰で動いてるといいます」
カリナ「そのAIは鉄血の指揮官に服従しなかった上、むしろ工場の全ての人形をコントロールし始めたらしいです」
カリナ「もちろんこれは基本的な調査で得た情報で、そのAIに関してのすべてはまだ不明です」
カリナ「さらにそのAIが何を企んでいるかは尚更謎ですね」
カリナ「でも心配する必要はありません。グリフォンの最前線はここではないので!」
カリナ「指揮官様は任務に集中して、たまに侵入してくる鉄血の雑魚を撃退してくだされば十分です」