普通 3-4 【防御作戦】
【Part 1】
M4A1「指揮官、こちらはAR小隊のメンバーの一人、M4 SOPMODⅡです」
M4 SOPMODⅡ「M4 SOPMODⅡよ!」
M4 SOPMODⅡ「今は説明する時間がない、指揮官!早く車に乗って!」
M4A1「何を言ってるんですか、指揮官は逃げたりなんかしません!」
M4 SOPMODⅡ「でもAR-15の話では、鉄血部隊がもうすぐグリフォン指揮部を攻撃するって」
M4 SOPMODⅡ「M4、わたしたち二人では食い止められないよ!」
M4A1「心配しないで、SOPⅡ。今度は私達二人だけの作戦ではありません」
M4A1「指揮官と、指揮部の全ての人形が、私達と一緒に息を合わせて作戦に臨みます」
M4 SOPMODⅡ「え?わたしたちにも……仲間ができるの?」
M4A1「(頷く)はい、ずっと願っていたことでしょう?」
M4A1「準備はできましたか?新しい仲間たちと一緒に頑張らないと」
M4 SOPMODⅡ「(笑)いつでもいいよ!指揮官、ご命令を!」
【Part 2】
……鉄血の攻勢を撃退、任務完了。
M4 SOPMODⅡ「鉄血が撤退した!やった!」
M4A1「SOPⅡ、これは皆で成し遂げた成果です」
M4 SOPMODⅡ「わたしもがんばったんだもん!指揮官、早くほめて!」
M4A1「(ため息)指揮官にだけそんなにくっついて…私の指揮はそんな下手だったでしょうか」
M4 SOPMODⅡ「あれ、M4もやきもちなんか焼くの?」
M4 SOPMODⅡ「少なくともわたしは指揮官が一番頼もしいよ!」
M4A1「はあ、ならばぜひ指揮官の下で頑張って」
M4 SOPMODⅡ「うん!わたし大人しくするね!」
M4 SOPMODⅡ「あの『ハンター』をぶち壊せるなら……指揮官の命令は何でも従うよ!」
M4A1「ハンター?」
M4 SOPMODⅡ「SP721『ハンター』。AR-15が見つけ出した情報なの。この地域の鉄血ボスよ!」
M4A1「では……AR-15は?彼女はどこに行ったの?」
M4 SOPMODⅡ「AR-15は……わたしが後退できるようにハンターの注意を引きに行ったの」
M4 SOPMODⅡ「指揮官、ハンターはずる賢いやつよ。AR-15がそう長くは耐えないと思う」
……鉄血指揮室。
AR15「……」
ハンター「これで終わり?少しでも勝ち目があったから一人で来たんじゃないのか?」
AR15「私の不注意で皆を困らせたの。もしこれで購えるなら……」
ハンター「AR小隊。人間の指揮がなくても単独行動が可能なグリフォンの人形小隊。お前はその一員で」
ハンター「資料には、お前は理性的で無感情な性格と書かれていたんだが、本当はこんなに衝動的なやつだったと?」
ハンター「話が合うやつと思っていたのに、がっかりだ…」
AR15「あんた達の情報が足りないんじゃなくて?そろそろデータバンクでもアップデートしたら?」
ハンター「獲物を捕らえれば全てが解決されるから」
AR15「M4A1……どうしてそこまでして彼女を狙うんだ?何のために!」
ハンター「それは重要じゃない、AR-15。大事なのはお前が囮になってM4を誘き寄せるということ」
AR15「……」
ハンター「AR-15、お前の大胆の代償を払ってもらう時間だ」
ハンター「真の猟師は無口なものだ」