普通 1-4 【行方不明】
【Part 1】
ヘリアン「……指揮官、次の任務について説明します。よく聞いてください」
ヘリアン「味方の戦術人形、VZ-61が失踪されました。敵軍の手中に落ちていると予想されます」
ヘリアン「重要情報を知っている可能性のある人形なので、回収しなければなりません」
ヘリアン「彼女を救出するため、今は彼女の行方を把握する必要があります」
ヘリアン「指揮官。貴方の任務は当該区域の鉄血の指揮室を捜索して、彼女たちの行動記録を回収することです」
ヘリアン「もう一つ」
ヘリアン「以前の哨所とは状況が異なります。ここの鉄血は積極的に動いて味方を攻撃してくるので、気をつけるように」
【Part 2】
成功的に鉄血の指揮室を占領して、彼女たちの行動記録をアップロードした。
本部の決算を待機中……
カリナ「指揮官様、結果が出ました!」
カリナ「本部で記録を整理した結果、使えそうな情報の復旧に成功したとのことです!」
カリナ「まず朗報は、『VZ-61はまだ生きている』ですね。ただ、状況が少し……」
カリナ「とにかく、この映像をご覧ください!」
……ビデオが始まった。
戦場辺りの廃墟で、VZ-61が鉄血人形の審問を受けている。
スケアクロー「私の計算よりも狡い人でしたね、グリフォンのVZ-61」
VZ61「あたしはただ……誰にでも予想できる地点を言っただけだよ……」
スケアクロー「君は無駄に時間を稼いでいるだけです」
スケアクロー「可哀想に。仲間のために拷問を耐えているのに、仲間というやつらは君のことを見捨てるなんて」
VZ61「違うよ、彼女たちはあたしたちを助けにくるって、そう約束してくれたから!」
スケアクロー「ではもう一度教えてあげましょう、お気の毒さん」
スケアクロー「あの人たちはAR小隊。冷酷な機械のようなエリート人形です」
スケアクロー「彼女たちにとっての君なんて、使い切っては捨ててしまう消耗品に過ぎませんよ」
VZ61「ちがう……違うよ!」
VZ61「そんな嘘に騙されるもんか!M4A1はあたしの仲間だ!」
スケアクロー「哀れな人。彼女たちは君の仲間なんかじゃない!」
スケアクロー「彼女の行方を教えてくれたら、慈悲をかけて君は道端にでも捨ててあげますわよ……」
スケアクロー「……君の仲間が君にしたように」
スケアクロー「君たちの感情なんか、都合よくセットされた嘘にすぎないわ」
スケアクロー「最後の質問です……言ってちょうだい、彼女の行方を」