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2017. 8. 22. 22:57

普通 2-4 第二戦域2017. 8. 22. 22:57

普通 2-4 【データ収集】





【Part 1】





グリフォンS9区戦術指揮室……





カリナ「指揮官様、今回の作戦の発案者は16LABから来ました」



ペルシカ「あ……貴方があの指揮官なのね、お会いできて嬉しいわ」



カリナ「え?私の紹介はいらないんですか?」



ペルシカ「私はペルシカ(Persica)。16LABの研究員です」



カリナ「ペルシカさんは首席研究員です」



カリナ「16LABはグリフォンの技術支援部署です。人形の武器やネットワーク技術は全部ペルシカさんの力作ですよ」



ペルシカ「ん……今度の作戦では周りの鉄血を駆逐して実験データを回収してくれるといいな」



カリナ「ペルシカさんは前からずっとデータバンクの中に残っていた資料を要請していました。この指令に関してのグリフォンの許可はもらいました」



ペルシカ「うーん……鉄血がずっとテータバンクを占めているから……厄介なんだよね」



ペルシカ「私はコーヒーでも入れに行くわ。ではよろしく……」



カリナ「ってことです。指揮官様、では始めましょう」










【Part 2】






……作戦終了。ペルシカに報告書を伝達した。




グリフォンの総司令部の工房……






ヘリアン「クルーガー様、ここにいらっしゃったのですか」



クルーガー「次の戦闘がもうすぐだ。その前に人形たちの体調をチェックしようと思ってな」



クルーガー「報告書は読んでおいた。ご苦労様、ヘリアン君」



ヘリアン「なすべき事をしただけです」



ヘリアン「そして、ペルシカの報告も届きました。今M4A1の情報を確認しているそうです」



ヘリアン「ですが、今のところ確保したデータが不完全なため、より広い範囲の捜索が必要とされます」



クルーガー「彼女に任せておけ。こちらは大規模の作戦を実行する余裕が無い」



クルーガー「取り決めに従って、我々の主な関心事は…いわゆる『戦略的価値』のあるところにあるべきだ」



ヘリアン「また雇用主の命令ですか……」



ヘリアン「主力の人形は皆遠くの上流社会地域にいますので、AR小隊の情報を早く確保するのは難しいところです……」



クルーガー「幸いに、何の収穫もないわけではない。この前の二つの報告書は大変役に立った」



ヘリアン「二つの報告書といいますと……S09区を守るように残しておいた人形達が、M4A1と鉄血のボスに出くわしたことを仰っているのですか?」



クルーガー「AR小隊は今も鉄血に囲まれているぞ。少なくともこれは確かな情報だ」



クルーガー「あとは……ペルシカのことだな」



ヘリアン「では、私達の主要目標は相変わらずAR小隊の救助ですか?」



クルーガー「AR小隊…少なくともM4A1は、鉄血にとって非常に大事な情報を持っているのが明らかだ」



クルーガー「鉄血はまだ謎に包まれている。もしM4A1を回収できるならば、きっと大いに役に立つだろう」



ヘリアン「ですが、雇用主の依頼に反して、頼まれていない区域に主力を配置することは出来ません……」



クルーガー「主力ならそう多くは必要ない」



クルーガー「あの指揮官はまだ新人だと言ったな?」



ヘリアン「はい。指揮能力は信頼できます」



ヘリアン「管見によれば、集中的に仕立てる価値があると思われます」



クルーガー「仕立てるチャンスが、やって来たようだな」








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Posted by 탐마