緊急 2-1 【サンプル収集Ⅰ】
【Part 1】
グリフォンS9区戦術指揮室……
ペルシカ「あ、指揮官……おはよう……」
ペルシカ「お願いがあって連絡したの」
ペルシカ「まずその一、心配ご無用。このチャンネルは暗号化されてるから」
ペルシカ「その二、安心して。悪いことさせたりしないよ」
ペルシカ「えーと……私ね、ダミー人形のサンプルが欲しい」
ペルシカ「鉄血……そしてグリフォンのも。全部」
ペルシカ「ここは絶えない戦闘のせいで部品が結構落ちているはずよ」
ペルシカ「研究のために、回収してくれると助かる」
ペルシカ「ここね……もしかすると鉄血のボスが張り込んでいるかもしれない……」
ペルシカ「アレらはボスのダミーだから、ボスが死ぬと稼動される……」
ペルシカ「気をつけて。あと……よろしくね」
【Part 2】
……作戦終了。
ペルシカ「わあ!こんなに拾ってきてくれたね。ありがとう」
ペルシカ「やはりM4に信頼されてる指揮官だけあるのね。拍手拍手……」
ペルシカ「……ふふ♪」
ペルシカ「気づいたの?私がそのM4A1の雇い主よ」
ペルシカ「ところで、本当にあなたが彼女を探し出したなんて……立派ね」
ペルシカ「これ以上を語るには……まだ時ではないようね。そんな重要なことでもないし」
ペルシカ「少なくともM4が安全だと聞いたから安心したよ」
ペルシカ「一応これくらいにしとこうね、指揮官。重ねてありがとう」