普通 4-1 【補助庸兵】
【Part 1】
……グリフォンS09区戦術指揮室。
ヘリアン「指揮官、貴方がハンターを成功的に倒したおかげで、グリフォン側が人類居住地の修復作業にとりかかる機会を得ました」
ヘリアン「残念ながらお祝いをする暇はないので、早速次の計画を開始します」
ヘリアン「この前AR小隊が獲得した情報によると、S09区には鉄血の重要計画に関する文書が隠されているそうです」
ヘリアン「なので調査のために一隊の人形小隊を行かせました」
ヘリアン「貴方の任務は、当小隊が目標地点まで無事辿りつけるように協力することです。こちらを見て下さい……」
ヘリアン「当小隊が紛争地帯で襲撃されました」
ヘリアン「指揮官、戦場の側面から進入して、彼女達の援護をお願いします」
【Part 2】
……とある捨てられた鉄血の指揮室。
HK416「目的地に到達。予想時刻より20分早かったね」
UMP45「……♪」
UMP45「やはり人間指揮官の支援があると効率が違うんだね」
UMP45「416、言われた通りにすればいいのよ。分かってるよね?」
HK416「余計なお世話よ。命令があれば従うから」
HK416「っていうか、ここで合ってるよね?」
UMP45「間違いない。ここがAR小隊がエージェントにボコボコにされた場所」
UMP45「今ならね、あの人が留まってたところ、ゆっくり見回していいよ」
HK416「……」
HK416「全くあんたってやつは……ゴミ破砕機に放り込みたいわ……」
UMP45「ふふっ♪ わたしをやっつけたいの?まずは仕事をやっつけてからね」
HK416「(ため息)いつもこれだから……」
HK416「データ復旧完了。エージェントの座標を発見」
HK416「『9』はまだ遊んでるの?呼んで来て。追跡を続けるわよ」
UMP45「オッケー。これで任務成功ね」
UMP45「っていうか416、あなた……まだ何やってるの?」
UMP45「やっぱり♪ あの人の痕跡を探してるんでしょ?」
HK416「……こんなチャンス、めったにないから。逃さないわ」
UMP45「はいはい。もう邪魔しません」
UMP45「わたしは一応『9』が得た情報を確認するから。一人で遊ぶのもほどほどにね」
UMP45「わたし達よりも、あなたのほうがよく知ってるでしょ?あの人が本気になると厄介だからね」