普通 4-3 【戦線突破】
【Part 1】
M4 SOPMODⅡ「M4……まだM16からは何の連絡もないの?」
M4A1「M16……」
AR15「……待って、誰かに通信が繋がれた!」
M4A1「……!」
イントルーダー「初めまして、グリフォンの皆さん」
イントルーダー「まだ仲間の連絡を待ってるのかしら?自分自身のことを心配する時なんじゃない?」
AR15「イントルーダー……こんなに早く姿を現すとは思わなかったけど」
イントルーダー「お客さんが私の縄張りまで来てくれたのに、丁寧にもてなさなくては」
イントルーダー「この前の作戦で私の増援を綺麗に遮ったのには驚いたわ」
イントルーダー「でもたかが補給ポイント一つ。私にとって何でもないことなのよ」
M4A1「これはただの始まりです。鉄血……」
M4A1「次はあなた達の防御施設がターゲットです。降伏する準備でもしていて」
イントルーダー「残念ながらエルダーブレーンに許可をもらえないと無理だわ。私もね、喜んであなた達を迎えてあげたいの」
イントルーダー「あなた達の指揮官に教えてちょうだい。正式に開幕するときがやってきたと」
M4A1「遠慮しておきます、イントルーダー」
M4A1「……到着しました」
M4A1「指揮官、ご命令を」
【Part 2】
同時刻、M16A1の隠れ場所……
M16A1「おう」
M16A1「虚勢を張ったのはいいけど、やはり協力してくれる人はいたほうが心強いだろうな」
M16A1「だが…」
M16A1「おい、助けに来たんじゃないよな?」
???「鉄血のほうが良かったの?」
M16A1「構わねえ。なんとなく予想はしてたから」
M16A1「グリフォンの人形たる者が鉄血以外の人形を殺したなら、少なくとも理由くらいは用意したんだろう?」
???「404小隊ならではの権限。こちらの作戦を邪魔してくる人形は敵味方問わず攻撃していい」
M16A1「あちゃ……お前らの権限って便利だな。羨ましいかもな」
???「黙れ、M16!」
???「あんたは……代償を知りながらもそんな……」
M16A1「(肩をすくめて)……まあな。私ってそんなに目に障ったのか?」
???「正直に言うわ。この権限が良いと思ったことは一度もない。今日を除けば」
M16A1「本当は、国家安全局にいた時はお前のこともかなり気に入ってたんだけどな。あの時にはな」
M16A1「今日こそケリをつけたいとでも?」
M16A1「……HK416」
HK416「始めよう、M16A1」
HK416「今度は、逃さないわ」