緊急 ４－２ 【記憶回想Ⅱ】
【Part 1】
M4A1「どうも、指揮官。次の座標です」
M4A1「情報によるとここは今も鉄血のダミーがたくさん残ってるようです」
M4A1「(笑)指揮官、手強そうですか？」
M4 SOPMODⅡ「しょうがないよね。戦争だもん」
M4 SOPMODⅡ「War! War never changes!」
M4A1「いきなり後ろから飛び出さない、SOPⅡ」
M4 SOPMODⅡ「へへ、これは臨機応変の訓練だってば！」
M4A1「まったく……カリナさんから聞いて来たんですか？」
M4 SOPMODⅡ「うん、カリナさんは報告をしなきゃって言うから、代わりにわたしが来たよ」
M4A1「指揮官だけでなくカリナさんも私達に気を使ってくださってるんですね、嬉しいです」
M4 SOPMODⅡ「次の座標はどこなの？」
M4A1「座標はここです」
M4 SOPMODⅡ「おお！ここなんだ！どれどれ…」
M4A1「の……乗りかからないで、SOPⅡ！重い！」
M4 SOPMODⅡ「あ！わたしここ知ってる！鉄血ボスのダミーと出くわしたこともあるよ！あと…」
M4A1「あとは言わなくていいです。大体想像がつくので……」
M4A1「指揮官、ここの鉄血ビーコンの破壊をお願いします。それから私達が戦利品を回収してきますので」
【Part 2】
M4 SOPMODⅡ「指揮官、見てみて！」
M4 SOPMODⅡ「二番目の座標だよ。あ、これも……」
M4 SOPMODⅡ「じゃじゃーん！あの鉄血ボスのダミーの右目玉！」
M4 SOPMODⅡ「へへ♪ この前は左のものしか拾えなかったけど、やっと全部手に入れた！」
M4A1「やめなさい、SOPⅡ。指揮官が驚いてます」
M4A1「(ため息)指揮官、これがSOPⅡの本性です。すみません」
M4A1「この子、戦場では悪名高いサディストなんです」
M4 SOPMODⅡ「えええええーーっ！」
M4 SOPMODⅡ「ひどいよM4、家族になんてこと言うのー！」
M4A1「行為の否定はしないんですね……」
M4 SOPMODⅡ「ふん！悪いやつらにはお仕置きするのが当然じゃない！」
M4A1「貴女は楽しんでるだけですもの……」
M4 SOPMODⅡ「あら、鉄血には面白いパーツがたくさんよ。見過ごすわけにはいかないでしょ！」
M4A1「目玉？指？歯？そしてあれ……」
M4A1「あ、あれ……」
M4 SOPMODⅡ「ん？何？」
M4A1「(ため息)……もういい……SOPⅡ、仲間でよかった」
M4 SOPMODⅡ「えへへ、これが運命ってものなのよ。わたしたちこそ最高の相棒なんだもん」
M4A1「(苦笑)…ええ、運命とはいつだって最も釣り合う案配をしてくるもの」
M4A1「では今度のメッセージを聴いてみましょうか」
M4 SOPMODⅡ「早く早く！もう待てないよ！」
オーディオの再生を開始……
『They…are…』
『…in your…』
『…car』
……再生終了。
M4 SOPMODⅡ「アレらは…あなたの…車の中にいる？どういう意味？」
M4A1「この言葉自体は重要ではありません。とりあえずカリナさんに届けましょう」
M4 SOPMODⅡ「安心して、指揮官はわたしと一緒に行くのよ！」
M4A1「指揮官、お気をつけて。もしSOPⅡが血迷ったりしたらいつでも私を呼び出してください」
M4 SOPMODⅡ「わたしを怪物扱いするのはやめてよ！」
