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2017. 9. 22. 04:18

普通 6-4 第六戦域2017. 9. 22. 04:18

普通 6-4 【監禁者】




【Part 1】




………数十分後、グリフォンS08区指揮室。





M16A1「指揮官。実に残念な報告だが」



M16A1「M4A1とSOPⅡはAR-15の追跡中、連絡が途絶えた……」



ネゲヴ「ねえ!M16、指揮官。いる?」



ネゲヴ「SOPⅡの痕跡を見つけた!」



M16A1「マジか?通信は繋がったか?」



ネゲヴ「SOPⅡのシグナルは確認できたけど、M4の情報はまだよ」



ネゲヴ「SOPⅡを呼び出してはいるけど、全然反応がない」



ネゲヴ「とにかく座標を送るから!」






ネゲヴ「この区域は先程の拠点からそう遠くないけど、少し前に鉄血が押し寄せて来た」



M16A1「何?またアルケミストが現れたのか?」



ネゲヴ「確信はできないけどそれは多分違うと思う……」



ネゲヴ「その一、敵の数が多すぎる。アルケミストの指揮権限をはるかに越えてるほどに」



ネゲヴ「その二、アレらの動きが……なんか右往左往してるって感じよ。何かの目的がありそうには見えないわ」



M16A1「特に私達を狙ってないなら一応安心できるな」



M16A1「ヘリアンに報告して、データベースからボスの情報を教えてもらおう」



ネゲヴ「言われなくてもそのつもりよ。あと貴女達も気をつけて」



ネゲヴ「指揮官の部隊がそっちを突破してくれないと、SOPⅡの救出は難しいから」



ネゲヴ「幸いについ先そっちの通信が直ったから、指揮官の指揮で突入できるよ」



M16A1「了解、ネゲヴ」



M16A1「指揮官、慎重に行こう。SOPⅡを助け出すんだ」















【Part 2】





……M16A1が目的地に到着し、M4とSOPMODⅡを探し始めた。




M16A1「……SOPⅡ!」



M16A1「SOPⅡ、大丈夫か?しっかりしろ!」



M4 SOPMODⅡ「あ……M16?」



M4 SOPMODⅡ「っ……M4は……?」



M16A1「お前も知らないのか?私が来た時はお前一人しかいなかったぞ」



M16A1「起きて何があったのか説明しろ!」







M4 SOPMODⅡ「う……」



M4 SOPMODⅡ「M4はさっきまでわたしと一緒に……AR-15を探してて、それから……」



M16A1「奇襲されたのか?相手が誰なのか覚えてる?」



M4 SOPMODⅡ「だめ……思い出せない……」



M4 SOPMODⅡ「M16、わたし分からないよ……」



ネゲヴ「あ、M16!まだそこにいたの!?」



M16A1「あ……今SOPⅡと合流したが、それが……」



ネゲヴ「聞いて。ヘリアンさんに連絡したけど、状況が良くないみたい」



ネゲヴ「一応AR-15の捜索は諦めて、作戦区域からの離脱を薦められた」






ネゲヴ「M16、聞いてる?今非常に危険よ」



ネゲヴ「早く指揮官にも知らせて、すべての人形を連れてS08区を離脱する!」















…………同時刻。







…………










AR15「…………」



AR15「目が覚めた?」








M4A1「あなたは……誰?」



AR15「私……?」



AR15「あなたを迎えにきた人よ」



M4A1「私を、迎えに?……どうして?」



AR15「面倒くさいやつね……」



AR15「あなたを連れて、みんなに会わせるのよ」



AR15「あなたの友達。彼女達が待ってる」



M4A1「友達?」



M4A1「私の記憶モジュールには、『友達』の定義に符合する者はいません」



M4A1「私には……友達がいないのでは……?」



AR15「………」



AR15「じゃあ、私があなたの初めての友達ね」









AR15「まったく……めちゃくちゃね……」









…………









M4A1「あ………」



AR15「目が覚めた?」



M4A1「AR……15……」



M4A1「ここは……どこ……?」



AR15「閉鎖された指揮室。誰も知らない場所よ」



AR15「一つだけ聞くわ。真剣に答えて」



M4A1「AR-15、きっと止むを得ない事情があったのでしょう、ね!」



M4A1「私にアルケミストは何をしたんですか!あの遮断設備は一体何なんですか!」



AR15「私の質問に答えなさい。今のあなたに出来ることはそれだけよ」



AR15「最初の質問よ。さっき……夢を見てたんでしょう?記憶についての夢を」



M4A1「…………」



M4A1「ええ、記憶でした。見ることも、聴くこともできる……」



AR15「もう一つ。記憶の内容を、教えて」



M4A1「多分……私が初めて目が覚めた時……」



M4A1「貴女の声を聞いて、目を覚まして……」



AR15「じゃあ……最後の質問よ。まじめに答えて」







AR15「M4A1……あなたは一体、誰なの?」



M4A1「……??」



M4A1「一体……何を言ってるんです……?」



AR15「答えなさい。M4」



AR15「私は今、皆の命を助けられるチャンスを与えてるの……」



AR15「あなた、指揮官、そしてグリフォンの皆を……」



AR15「だから、早く答えて。M4A1」



AR15「……あなたは、一体誰なの?」



















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Posted by 탐마